9月になってしまいましたが、怖い話でも如何ですか
普段は特に日付なんて気にしていないのですが、8月が終わった事に気付き、一気に夏が終わった気持ちになりました。
秋が来ますね!秋は好きです。
食べ物美味しいし、秋の夜長には読書したくなりますし、服装なんかは秋服が一番好きです。
ワインレッドやベージュがよく似合う季節だ!
あっという間に過ぎ去りますからね、秋って。
夏終わりましたが、ちょっと怖い話でも
9月になってしまったけど、まだちょっと暑い…そんな貴方にお届けしたい。
本当にあった、ちょっと怖い話をしましょう。
①雨の中の出会い
あれは、私がまだ働いていた頃でした。残業をして、いつもより帰りが遅くなってしまったのです。
車通勤をしており、途中スーパーで日用品を買ったりしてたら、結局21時くに駐車場へ辿り着きました。
私の契約している月極駐車場は、住んでるアパートからやや離れていて、道路に面して屋根も無い、ただ地面に線を引いて区切っているものでした。
天気予報では雨が降るなんて聞いていないのに、車から降りようとした途端大雨が。
車に傘を置いておらず、折り畳み傘も無く、アパートまで距離があるし濡れるのは嫌だったので
すぐに止むだろうから待とうと、スマートフォンで暇つぶしをしていました。
10分くらい経ったころでしょうか。雨は弱まる気配も無く、土砂降りでした。
雨音に紛れて、コンコン、と音が聞こえました。
気のせいだと思っていたのですが、コンコン、という音は次第に大きくなっていきます。
あ、窓を叩く音だと気付き、顔を上げると
ずぶ濡れの女が、窓にべったりと張り付くようにして、こちらを見ていました。
う…うわああああ
窓を叩いていたのはこの女性でした。
何かを言っているようなので、恐る恐る、窓を開けてみました。
ずぶ濡れの女は「私の話を聞いて欲しいの!良い?良いでしょ?良いよね!ねぇ、寒いね!あったかいコーヒー買ってきてあげる!待っててね!」と一気に捲し立てるように言い、多分コーヒーを買いに?走ってどこかへ行ってしまいました。
やばい…何かわからないけど、どえらいのに遭遇してしまったぞ…!
戻ってくる前に逃げなければ。
濡れるとかそんなもん知ったことか!と思い、荷物抱えてすぐさま車から降りて家までダッシュ。
何度も後ろを確認しながら必死の思いで帰宅。
ずぶ濡れになりましたが、そんなん知るか。
家で安堵している時、「は!車!今日だけコインパーキングとかに停めれば良かった!無事かな…車…」と心配になりました。
しかし怖いので戻れません。
翌日、不安と緊張で気持ち悪かったですが、駐車場へ行き(通勤しないといけないし…)誰もいないことと、車には何事もないことを確認。
安心して車に乗り込もうとした時、運転席側のタイヤの傍に、コーヒーの空き缶が2つ置いてあるのを発見。
あ!本当にコーヒー買ってきてくれたんだ!無糖と微糖!さりげない心遣い!
何故だか申し訳ない気持ちになりつつ出勤しました。
※空き缶はしっかりゴミ箱に捨てておきました。ていうか捨ててよ…
その後、彼女を見ることはありませんでした。(2015年9月1日現在)
②突然の訪問者
これは最近のことなんですけど、夜部屋でくつろいでいるとインターフォンが鳴り、玄関の覗き穴から見ると、見覚えのある男性が立っていました。
チェーンをしたままドアを開け、「どうしましたか」と訪ねると
「近くに用事があって、ついでだから来ちゃった!」
いや…いやいやいや!
貴方、友人の紹介で一度食事に行ったきり、連絡も取っていなかった人じゃないか!
来ちゃった!じゃねぇよ!正気かよ!
え?ギャグ?本気?どっちにしても家に入れると思ってんの!?
とりあえず追い返して、ソファに座って、ハッと気付きました。
あの人に家の場所なんて教えた覚えが無い…
「家はどの辺り?」みたいな会話はしたけど、詳細な地理や部屋番号まで教えた覚えはない…そもそも親しい人にしか家は教えない…
紹介してくれた友人バイト元仲間で、友人は私の家までは知らない…
あれ!?あいつどうやってこの部屋まで辿り着いたんだ!?
あれだけの会話で家の位置とか割り出せるものなの!?
え!?私何話した!?え!?あれ!?
一応、紹介してくれた友人にクレームを入れておきました。
あれから音沙汰もありませんが、リアルに引越しを検討しています。
本当にあった、ちょっと怖い話。
幽霊よりも、実在する人間の方が正直怖いこの頃です。