本は外で読むものです
おはようございます。うめこです。
急激な寒さに、暖房の適切な設定温度がわかりません。
皆さんは、暖房って何度に設定していますか?
今日はお休みで、ちょっと早起きしまして
喫茶店で本を読んできました。
私は、外で本を読む派なのです。
快適な温度、コーヒーと煙草の混ざった匂いの中で、隅っこに座って本を読みます。
窓際だと気が散るので、できれば窓の無い壁際が良いです。
本に対してはこだわりを持っています
昔から、私は本が大好きでして
学生の頃は図書室に通いつめて、年間貸し出し数は100冊を超えました。
ファンタジー色の強いお話も好きですが、個人的には誰かの日常を切り取ったような
特別大きな事件が起こるわけではない、淡々とすすむ物語が大好きです。
誰かの人生をちょっと覗き見するような気分になれます。
本を読むのは大好きなので、家で読むとつい没頭してしまい
気付けば朝まで読み続けてしまうことが多々ありましたので
今は出来るだけ、家の中では読まないようにしています。
読むならばお外が良いですね。
例えば人との待ち合わせする時とか、ちょっと早めに家を出て
待ち合わせ場所から一番近い喫茶店でちょっと本を読みます。
20分以上バスに乗る時なんかも良いですね。
うっかり乗り過ごしそうになることもありますが。
今ではすっかり、家で本を読めなくなってしまいました。
なんだか落ち着かない。
その為に、本を読むスピードはかなり遅いのです。
200ページの小説、1冊読み終わるのにどれくらいかけたんだろうか…
それと、できることなら本は古本が良いですね。
古本屋に行って、中身もあらずじも見ずに表紙やタイトルや作者で適当に何冊か購入して(いわゆるジャケ買いですね)
これはアタリだったとか、ハズレだったとか、なかなか面白いです。
出来るだけ、くたびれた本を買うようにしています。
図書室の本のように、何人もの人がめくったであろう本が好きです。
ページがめくりやすくて良いのですよ。
滅多なことが無い限り、新書は買いません。
「きらきらひかる」を読了
前置きが長くなってしまいましたが、こちらが本題。
恋愛小説の女王、江國香織先生の「きらきらひかる」を読了しました。
もう少しで読み終わる!というところまできていて、気になって気になって
わざわざ早起きして喫茶店へと出向いて、これを読んで即帰ってきたのですが(寒いから…)
あらすじは
私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいであるー。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。
先にも言いましたが、私はあらすじを読まずに本を買います。
コレに関しては、江國香織先生だったので買ったわけですが。
傷つき、傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。
らしいのです。(今初めて知った)
あらすじから既に謎だらけですね。純度100%の恋愛小説とは…
映画になっているようで(今知った)
うーん、なんかイメージが違う…そんなもんか…
最後まで読んだ感想としましては、まぁ、こんな結婚の形もあるだろうな
しかし、最終的には何の解決もしていないのだけれども
結婚の形なんて人それぞれなんだ。
外野がアレコレ言っても、本人達次第なんだ。
小説を読んだ読んだだけでは、こんな感想しか出てこないので(あ、面白かったのですよ!)
ブログに書こう等とは思わなかったのですが、最後のあとがきを読んで、私は外であることを忘れて「ああー」と声に出してしまいました。
素直にいえば、恋をしたり信じあったりすることは無謀なことだと思います。どう考えたって野蛮です。
それでもやってしまう、たくさんの向こう見ずな人々に、この本を読んでいただけたらうれしいです。
以前にも言ったとおもいますが、恋だの愛だの私はよくわからない。
私の思っていたことが、そのまんまあとがきに書いてある!
あとがきを踏まえて、物語を思い返してみるとなかなか、登場人物の皆さん野蛮で無謀なことをしていらっしゃる。
なるほど、とっても面白いです。
恋は無謀で野蛮、それでも私は恋をしてみたいと密かにこっそり憧れを抱いています。
この本は、大変にアタリでした。
うめこでした(・8・)