自力で失った声を取り戻した凄い人の存在を知りまして
学生時代の友人の彼氏が、筋ジストロフィーで気管切開をし、一時は声を失ったが、自力で声を取り戻したという話を先日聞きまして
友人はサラーっと話してましたが、聞きながら「え!?凄くない!?」と終始驚き。
記事にもなってます。
高口さん、まっとんというあだ名らしいです。
誤嚥は確かに怖いですし、でも飲み食いはしたい気持ちもわかります。
誤嚥とは
人間が食べ物を飲み込む時、舌で咽頭に送り込みます。
咽頭には2つの道がありまして、これが食道と気管です。
食べ物を飲み込む時は、食道の方に入っていく(嚥下)のですが、何らかの理由で誤って気管の方に入ってしまうことがあります。これが誤嚥です。
人間は元々誤嚥をしやすいのですが、食べてる時にむせることってありますよね。
あれは気道を守る為の反射が起きていて、食道に入るように体ががんばってるんです。
老人に多くみられる誤嚥性肺炎というものがあり、これは怖いもので、これが原因で亡くなる方も多いです。
喉頭分離手術に踏み切ったまっとんさん
メリットとして、誤嚥は防げるかもしれませんね。
ただ、声を失う可能性があるのに、喉頭分離手術に踏み切るのは私は出来ないなぁと。
喉頭分離手術のデメリットとして挙げられるのが「声が出せなくなる」ことです。
元々食道と気管は繋がっているのですが、その名の通り「分離手術」なので、気管と食道を分離させるんです。
気管の上の部分を切り取り、塞いで人工呼吸器をつけて呼吸をする仕組み?です。
何度も言いますが、喉頭分離手術をすれば声を発することは望めないんです。
そして一度喉頭分離手術を受けたら元に戻せないんですよ。
二度と気管と食道を繋げることはできないそうです。
そもそも声は、喉頭(喉仏のあたり)の一番狭いところにある声帯が振動して発せられるものです。
気管から声が出てるわけですよね。気管塞ぎますからね。
実際にまっとんさんは術後に声を失ったようですし。
しかし、オロナミンCを飲んだ時にゲップが出て、そこから声が出るようになったそうで。
え!?凄くない!?そんなことある!?
つまり食道から発声してるってこと?
どういうこと?
調べてみたけど、まっとんの記事しか出てこない…やっぱ珍しいことなんだ…
実際にまだ、まっとんさんに会ったことは無いんです。
YouTubeのまっとんさんの喋ってる動画があります。
「まっとんのまっとうけん」です。
ニコニコ動画生放送のカヨチャンネルもやってます。
見ました、見ましたよ…おおお…めっちゃ流暢に喋ってる…
すげぇなー
こういうの見ると、なんだか希望持てますね!
不可能を可能にするって凄いです。
私もがんばろう。